パーキンソン病とは ー どんな病気?

はじめに起こる症状は?

静止時の振戦

  • ・何もしないでじっとしているときにふるえる
  • ・片方の手や足のふるえから始まることが多い
  • ・睡眠中はふるえがおさまるが、
     目が覚めるとふるえが始まる
  • ・1秒間に5回ぐらいふるえる

筋固縮

  • ・肩、膝、指などの筋肉がかたくなって、
     スムーズに動かしにくい
  • ・痛みを感じることもある
  • ・顔の筋肉がこわばり、無表情に感じられる

寡動・無動

  • ・動きが素早くできない
  • ・歩くときに足が出にくくなる
  • ・話し方に抑揚がなくなり、声が小さくなったり
     書く字が小さくなる

姿勢反射障害

  • ・体のバランスがとりにくくなり、転びやすくなる
  • ・歩き出すと止まったり、方向転換をするのが難しい
  • ・症状が進むと、体が斜めに傾くこともある

 これらはパーキンソン病の「運動障害」の4大症状と言われます。このうち、2つ以上がある場合はパーキンソン病を疑います。ただし、別の病気の場合もあり、その際は治療法が異なります。まずは専門医による正しい診断を受けることが大切です。

また、「非運動障害」と呼ばれる症状が先に現われる場合もあります。

  • ・妄想・幻覚・うつ状態などの精神症状
  • ・においがしない、鼻が悪くなった
  • ・便秘や頻尿、立ちくらみなど
  • ・物忘れがひどいなどの認知症症状
  • ・不眠や日中の眠気などの睡眠障害

なぜ起こるのか?

 パーキンソン病は、脳の神経伝達物質であるドパミンが減ることで発症します。ドパミンは、体をスムーズに動かすために脳の指令を筋肉に伝える物質で、脳の中の黒質というところで作られます。ドパミンの量は、老化や酸化ストレスなどによって、黒質の神経細胞がこわれることで減ってしまいます。もちろん、脳の神経細胞は加齢とともに自然に減っていきますが、パーキンソン病になるとより早く減っていきます。
 主な発症年齢は60代後半で、40代より前の発病は若年性パーキンソン病といわれます。発症すると平均約20年の経過をたどると言われていますが、もっと経過が長い場合も珍しくありません。

どんな病気?

どんな治療法があるのか?