初期研修について

 順天堂大学 脳神経内科では最初の一年は6ヶ月の内科とその他外科、麻酔などをまわります。これは卒後1年間の臨床研修終了後の医師に対する順天堂4基幹病院 基本プログラムに沿っています。優れた神経内科医としての知識・技能、更には“名医足らずとも良医たれ”という順天堂精神を踏襲し、素晴らしい人間性をも兼ね備えた医師を育てることを目指しています。

研修目標

 将来脳神経内科を目指す研修医に対し、基本的診療能力を修得すると共に、将来のキャリア形成のための初期の計画を立案し、実行を開始する。

到達目標

 医師としての基本的内科・神経内科問診・診察を身につけると共に、プライマリーケアーを実戦できる臨床医を目指す。そのためには救急患者の対応も含めた応急処置、自分の力量の見極め、チーム医療を実践し、診断・治療計画の立案・鑑別診断により医療経済上も最小限の検査を最大限有効に利用できるようする。

研修内容

基本研修(1年目)

研修期間は脳神経内科の指導医がチューターとなる

  • 脳神経内科を将来の希望とする研修医は脳神経内科以外の希望科から研修を開始する。
  • 内科は少なくとも3科(6ヶ月の研修を行う)。
  • 救急としては診断未定の様々な症状の患者に対する初期診断・治療を行う。

気管内挿管・血管確保など基本手技を習得する。具体的には救急1-3ヶ月(基幹型病院救急科1ヶ月、総合診療科で救急外来を中心にプライマリーケアー(感染症を含む)1ヶ月、麻酔科1ヶ月 気管内挿管、血管確保、バイタルチェック等)また選択必修3ヶ月では外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科のうち2 科を選び麻酔科1ヶ月の必修指定とともに3ヶ月間研修する。

基本研修(2年目)

地域医療1ヶ月。また進路希望科11ヶ月;進路希望科以外に、関連科・希望科等を含む。関連科・希望科等については、研修医の希望や到達目標達成度をもとにチューター・医局長及び臨床研修センターと相談して決定する。

  • 内科ローテート研修

    本院では2年目での脳神経内科入局決定者に対して本院脳神経内科6ヶ月以上の研修を行い将来の神経内科医としての基礎作りを行う。

  • 関連科ローテート研修

    脳神経外科・小児神経・精神科などから選択)にて関連科における臨床の実際を経験する。神経放射線、神経生理に関してはそれぞれ1ヶ月行う。(3年目にもそれぞれ2ヶ月再研修を行う)

  • 選択科

    希望により選択(1科予定)出産、小児の発熱、統合失調症の症例を経験する。

その他:診療科の検討会・抄読会の出席、関連学会の入会・参加・発表等について脳神経内科のケースカンファレンスなどの行事に参加。内科・神経学会等の会員となり内科地方会・神経内科関東地方会・神経学会総会・国際学会での発表を経験する。

 以上初期臨床研修2年間で、厚生労働省が指定する研修到達目標が全て達成できるよう配慮します。  尚、当科では神経内科を大学院コースと専門医コースを特に分けたコースは設けていません。原則として、入局者全員が大学院へ進学するシステムをとっています。大学院在籍中に内科認定医や神経内科医専門医を取得し、大学院卒業時に学位(医学博士)を取得出来る研修カリキュラムを設けています。既に神経学専門医を取得され、当科への入局を希望している他学の医師の順天堂大学院入学のシステムもあります。また、国内研修留学も受け入れています。  その他、神経学セミナー、臨床実地セミナー(臨床医学全般)を定期的に開催しています。様々な分野の最先端で活躍されている国内外の研究者の講演を聴講することで、神経学はもちろんのこと医学全般に幅広く新しい知識を得られるように努力しています。冷静な科学者としての目と、患者教育にも実際に参加して患者さんの生の声を聴くことで、医学部を志した頃の純粋な心を持ち続けられるように努力しています。

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